イタリアのBresciaというミラノからクルマで2時間ぐらいの場所に、
MAKというホイールメーカーがあります。
イタリアならではのデザイン力と、優れたコストコントロール能力を併せもち、
Abe Shokaiが長く良い関係を築いているメーカー。
そんなMAK社のホイール工場は上海近郊とこのイタリアの2箇所、
そしてダイレクターのエマニュエルさんにイタリア工場を見せてもらいました。
ここは鋳造方法によるホイールの製造でして、なんともドラマチック(笑)。
最初はアルミニウムの塊!
インゴッドって言うのかな、このアルミに特殊な化合物を加えて形成。
この金属の塊ぐあい、興奮する僕はダイジョウブでしょうか(笑)
約800度ぐらいでアルミはこんな液体になり、この液体を工場ラインに流し込み。
自分でカタを作って、この液体で色々作りたい。
マウス?キーホルダー?色々楽しそう〜。
これがメインのプレス機械、年季入っててCool。
上下左右のカタを変更することにより、
サイズ・デザインの異なるホイールを1つのマシンで作成可能。
この機械が4台あったかな。
何トンだか忘れましたが途方もない力が左右上下から加えられて、
機械の中を冷却水が循環して冷やします。
冷え固まるとバーンと機械が開いて、ホイールの原型がすでに中に。
ブラボーってイタリア人もビックリなリアクションを取って感動したいのですが、
工場にそんなヒマはなく、次から次へ生産されていき。
こうしてベルトコンベアーに載せられていきます。
もちろんここにたどり着く前にデザイン開発・強度のエンジニアリングなどなど、
多くのプロセスがあります。
『アルミの塊』→『液体』→『ホイール』
シンプルだけに見ていて飽きない製造ラインであり、
MAK社のホイールが優れた管理と品質による製品であることを実感。