当時BMWディーラーの経営を引きついだばかりの僕は、まだアジア国籍のメカニックが一般的ではない時代に、ひょんな事から出会った日本の整備学校新卒のマレーシア人の採用を決めた。
優れた人間性と高いモチベーションで、3年の間にメカニックのムードメーカーとなっていた彼に、中古車セールスをやらせたのも僕の責任。語学力に自信があった彼が、母国語ではない言葉でクルマを販売する事の難しさに、苛立っている様子は今も記憶にある。
優れた人間性と高いモチベーションで、3年の間にメカニックのムードメーカーとなっていた彼に、中古車セールスをやらせたのも僕の責任。語学力に自信があった彼が、母国語ではない言葉でクルマを販売する事の難しさに、苛立っている様子は今も記憶にある。
その後移籍させたAbeshokaiの商品課では、水を得た魚のように働いていた。語学力、メカニック経験による自動車の知識、セールス経験による会話と交渉能力、そして持ち前の高いモチベーション。いつの間にか、グローバルな環境で一緒に全く新しい事をスタートできる人材の1人になった。Abeshokaiで僕がやりたかった海外プロジェクトの担当にしようと考えていたが、プロジェクト自体が上手くいかず、その後もさらに商品課で活躍していた。
そんな彼がご家族のご病気により、母国へ帰国する事になり、先日帰国前に2人で飲んだ。同じ自動車関係の家業、中古車の輸出もできるしw、TokyoとKLでお互い頑張ろうと2人で約束した。最終的に、社員の採用と成長ほどやりがいと感動がある事は無いと、改めて感じた。
ただいま外国籍BMWメカニック募集中、長い採用メッセージか!笑。