今日はAbe Motorsでの毎月恒例車両発注会議、今回の対象は今年最後になる12月の生産分。来年2月頃に日本に到着するかな。
だいたい35台ぐらいのBMWと8台ぐらいのMINIの発注を決定、在庫になるクルマはこれからその仕様を考えていきます。
金額にすると約2億円ぐらい、PC画面だと感覚が鈍りますが、40台のクルマって駐車場に並んでいるとかなりの面積になりますね。
現在の新車販売のトレンドが3ヵ月後に届くモデルの発注における最大の参考データになるわけでして、各拠点長と現在のトレンドを分析しながら、さらに現在の在庫表を見ながら発注モデルを検討していきます。
X3 20は8:2でディーゼルが売れているとか、F30(セダン)は在庫多め(ガソリン・ディーゼル両方ともバッチリあります!)、F31(ツーリング)は在庫少なめとか、435Coupeが今月だけで既に3台注文が入っているとか、色々な情報が入ってきます。
左側にモデル名が縦にズラズラズラーッと4ページに渡って並び、右側に発注に関する情報が記載されている表を見ながら検討するのですが、今回からMINI部分にR56の数字表記が無くなりました。R56だけで、One・Cooper・S・JCWと4つのモデルがあり、その合計はもちろんMINIの各モデル別で最大の発注数でした。
2006年にフルモデルチェンジしたこの2代目MINI by BMWであるR56はMINIの世界を広げ、MINIのファンを一気に増やし、多くの派生モデルを登場させた本当に成功したモデルでした。
そのMINIブランドを牽引してきたR56の発注が終わってしまったことに、個人的には強い寂しさを感じます。悪いことではありませんが、MINI全体の発注台数ももちろん一気に減りました。どうやら来年ほんの少しだけR56最後の限定車が出るようですが、それ以外ではいま在庫にあるクルマが最後のR56。間違いなく歴史に残るモデルであるR56、気になっている方はその選択が豊富なうちに是非ご検討ください。