’O sole mio
またまたJIRO’S essay最終アップから時間が経ってしまいました。
年を越してしまっていて、一昨年の12月末にボクのところにciccio=i3が来て早くも1年以上が経ちました。EVという乗り物を学びながら、楽しみながらのあっという間の1年でした。走行距離は14,000キロを超えています。若い頃より、走行距離は短くなっていると思いますが、それでも月間平均1,000キロ以上の走行距離となっております。
サンバイザーの件など、いくつかは改善して欲しいという点はありましたが、そのほかは特に問題はなく過ごしておりました。
しかし、しかしですよ。
アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)を用いて走行中、突然システムが突然解除された時にはビックリしました。モニターには<アクティブ・クルーズ・コントロールはオフになりました。車間距離に注意して下さい。本機能はシステムにより一時的に制限されます。必要及び適切な運転状況に応じて再度アクティブ・クルーズ・コントロールをオンして下さい>という表示が出ていました。しかし、解除された時には周りには他の車両がいなくて、前車とは数十メートル離れていた。実は、このモニターに表示されたワーニングのコメントに惑わされましたね。解除の原因が分かるまで10ヶ月くらいかかったのです。
ボクのリポートでABE MOTORSのスタッフさんにもご迷惑をかけました。ACCをオンにしていなくてもワーニングが示されることがあり、それによって、前車との車間距離を測る機能がおかしくなっているのでは無いかと、一度はバックミラーの前にあるACCを司るカメラユニットを交換してもらいました。交換前のチェックでも解除の記録は検知されたのですが、しかし、エラーは起きていなかったのです。
ACC解除の状況をその都度メモっておきました。東京方向からアクアラインの海ほたる直前の登り。湾岸高速道路でトンネルから出る際。都心環状2号線の地上へ向かうランプ。すべて、車間距離は、充分。システム解除がされて減速したので背後から近づいていたトラックにクラクションを鳴らされたこともありました。
その後は、<解除>に慣れっこになっていたのですが、11月半ばに決定的な原因が判明したのでした。その日午後3時を過ぎていました。ACCをオンにして京葉高速道路を千葉から東京へ、首都高速7号線を走行していました。東京都荒川区に入あたりで最初にACC解除。以後、何度も再起動を試みても全く作動しなくなってしまった。これはシステムにトラブルが起きてしまったのかとガックリ。だけれど、もしかしてと考えて両国のジャンクションを過ぎて再起動させてみるとちゃんと作動したではありませんか。そうです、太陽です。冬の低い西日を真っ向から浴びて走行して千葉から東京へ走っていたのです。高速を降りて、西日を容赦なく浴びる道を選び、そこでACCをオンにしてみると、作動しません。西日を受けない道路では問題なく作動。ACC解除の原因は、日差しによるカメラのホワイトアウトによって安全機能が働いていたのですね。それを知らずにシステムトラブルと勘違い。失礼しました。これまた、一般自動車の評論家、ジャーナリストさんたちに笑われてしまいます。
過去の解除状況から分析すると正面から直射日光を浴びていなくても、前方左右45度くらいから陽が差している時、暗いところから明るいところに出る際もACCが解除されることがあることも分かりました。しかしです。一例だけ真夏の湾岸高速道路を走行中、扇島付近でも解除されたことがあります。平坦な直線。トンネルは無い。これは、どうしたことか・・・。太陽の直射日光だけではなく、何かによる反射日光がカメラに当たって解除されることもあり得るという結論になりました。
そういえば、これまで夜間に解除が起きたことはありません。しかし、強烈な照明やクルマのライトを真正面から受けた場合にも起こる可能性はあるということも肝に銘じておかなくてはならないと勉強になりました。太陽の動きが低い時期にはACC解除が頻繁に起きても少しもおかしく無いのですね。昼間にACCが解除された時には、カンツォーネを歌うことにしました。♪’O sole mio。