オシャレは、足元から
私事ですが・・・、と始めるのもボクのエッセイですから、変なのですが、靴が好きです。
靴を履き潰したことが殆どありません。同じ靴を毎日履くことがなく、靴の底もあまり減らないので、履き潰さない。自慢じゃないですけれど、自慢します。スニーカーを含めて100足ほど所有しています。玄関に多くの靴が並んでいるのを見て、親父に「お前は、ムカデの生まれ変わりか?」と言われました。嬉しかったです。自慢ついでに納戸の靴棚(写真)を開帳します。
さて、わがciccioもオーナーに似ているのでしょうか、履物を変えることになりました。と、言っても人間のように毎日履き替えるために何セットもタイヤを持っているわけがないのですが、今回ニュータイヤをセットすることとなったのです。ブリヂストンのECOPIA EP500 ologicからNOKIAN HAKKA GREEN 2に履き替えました。ECOPIAは専用タイヤと聞いていたので、他にチョイスはないと思い込んでいたのですが、nokianにi3のサイズが存在したのですね。阿部商会さんのnokianタイヤのイベントで2回ほど開発スタッフに加わっている元F1チャンピオンのミカ・ハッキネン氏とトークショーをしたことがあります。ディストリビューターである阿部商会さんとAbe Motorsさんのガッツリコラボレーションによって絵に描いたようなお膳立てで話がトントン、トトンと進みまして・・・。ありがたいことです。このオッファーを受けた時に、過去の記憶が蘇りました。35年前、イタリアタイヤメーカーP社の仕事をした時に当時P社の国内総輸入元/総販売元の阿部商会さんの副社長、阿部良助さんが「P6を履いてみませんか?」とのオッファーをいただき、ホイール共に貸与していただいた。デジャブー!これは、タイヤ+ホール交換デジャブーであります。 本当にありがたいことです。
ホイールも?とお思いの方。そう、わがciccioは20インチタイヤがオリジナルだったのですが、nokianのHAKKA GREEN2は19インチ。なので、阿部商会さんがホールとセットで用意してくれたのです。ホイールはこれも阿部商会さんがディストリビュートしているMac WATTです。このホイール、i3に結構マッチしていて気に入っています。サイドビューをご覧いただいても全く違和感なく、自然だと思うのです。如何ですか。
実は、i3について、唯一不満を持っていることがあって、それが乗心地であります。
サイドビューを見ると前後のオーバーハングが短いので、ロングホールベースかと思っていました。しかし、これは視覚的な錯覚。以前の320dに比較して240mmもホイールベースが短いではありませんか。そのせいで路面の畝り、ハンプがあるとピョコタン、ピョコタンという挙動を示します。そして、タイヤから伝わるコツッコツッとした感触。エコタイヤは、転がり抵抗を少なくするためにタイヤの推奨空気圧が高めです。二人乗車でフロント250kPa、リヤ280kPaとかなり高い。少しでもタイヤのからの突き上げを緩和するためにボクは、空気圧を30kPa落としていました。そして、タイヤに内に注入してタイヤトレッドの【当たり】をマイルドにするケミカル剤も使用していました。以上の工夫、施工したおかげで路面に当たるトレッドの感触はかなりマイルドになったのですが、ECOPIAの20インチは、フロント60、リヤ55というアスペクトレシオだったので、ハンプを乗り越える際に伝わる硬さはどうしても消すことはできませんでした。ECOPIAは、前後でトレッド幅(155/175)が異なりましたが、履き替えのNOKIAN HAKKA GREEN 2は、前後ともに155/70R19です。アスペクトレシオ70シリーズのタイヤを履くのは、何十年ぶりでしょうか。多分40年ぶり。アスペクトレシオが70になっただけでも乗り心地はマイルドになる。そして運動性能は如何に・・・、ですね。阿部商会さんのnokian担当のIさんからいろいろとレクチャーも受けました。
当然、NOKIAN HAKKA GREEN 2のエコタイヤです。エコタイヤのグレード、転がり抵抗とウエットグリップは、下記のように優秀です。
NOKIAN HAKKA GREEN 2
転がり抵抗(B) ウエットグリップ(A)
ECOPIA EP500
転がり抵抗(B) ウエットグリップ(B)
さて、NOKIAN HAKKA GREEN 2とi3=ciccioの相性は如何に?
Abe Motorsさんの東京都港区の総合サービスセンターからの帰路。ファーストインプレレッションは、良好です。
オシャレは、足元からと言うではありませんか。そして、ボクは靴(タイヤ)には機能を求めます。
NOKIAN HAKKA GREEN 2ドライ、ウエットの細かなチェック、インプレッションは、次回に・・・。